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チャンピオンズカップ2017の上がり順位別傾向と注目馬

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有力馬の見解だけ書いてても面白くないので、分析も。

と、その前に、ここで改めて、なぜ上がり順位成績や前走上がり順位に注目しているのか? ということについて触れておきます。

分析が後回しになってしまうので、早めに目次つけておきます。

チャンピオンズカップのことだけを知りたいんじゃ! という方は前置き飛ばしてください。

 なぜ上がり3Fに注目するのか?

予想するにあたってそれが1番手軽で精度も見込めるからという単純な理由です。

基本的に、そのレースにおいて直線とその手前あたりから1番脚が速かった馬が勝つというのは当然と言えば当然ですよね。

じゃあ、そういう馬が人気になるかというと、必ずしもそうではない

手前味噌ですが、例えば先週の日曜東京3Rのロジティナなんかは良い例

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言葉で解説するより、見てもらったほうがわかりやすいと思うので画像が続きます。

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上という項目に1とか3とかついているのが前走上がり順位上位だった馬とその順位。

前走上がり順位1位だったのはロジティナだけ

東京芝2000mの未勝利戦で10~12月の期間に行われた過去五年のデータを調べると、前走上がり1位の馬が出走してきた場合は、勝率23.7% 連対率39.0% 複勝率49.2%と高い好走率を誇ります。もうこの時点で買う候補です。

で、さらにふるいにかけて、前走上がり33秒台~34秒台の馬で上がり順位1位だった馬の成績を見ると、勝率28.6% 連対率45.2% 複勝率59.5%という数値が出ます。

で、ロジティナは前走上がり34秒2で上がり順位1位でした。そりゃ買うでしょ(笑)

ちなみに2着に入ったのは、前走上がり33秒6の脚を使って上がり順位3位だったシャドウアイランド。

前走上がりが速くて、上がり順位も上位だった馬を適当に買うだけでも当たっていたレースでした。

このレースはかなりのスローで流れたので3着にはさすがに前に行った馬が粘り込みましたが、その馬でも前走上がりは35秒1で6位。

上のクラスや、東京以外の競馬場になると話は変わってきますが、基本的に、普通に走ってたのに前走上がり5位前後さえも使えていない馬はただの弱い馬だと判断していいです。

たまにはそういう馬が来ることはありますが、それはもう事故みたいなものです。他によほど何か狙う根拠がある場合以外は消して問題ありません。

では、チャンピオンズカップ

チャンピオンズカップの上がり順位別傾向

 

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝 単回値 複回値
平地・逃げ 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
平地・先行 1- 1- 2- 6/10 10.0% 20.0% 40.0% 59 155
平地・中団 1- 1- 0-16/18 5.6% 11.1% 11.1% 368 72
平地・後方 1- 1- 1-13/16 6.3% 12.5% 18.8% 99 51
平地・マクリ 0- 0- 0- 0/ 0          
3F 1位 1- 0- 1- 1/ 3 33.3% 33.3% 66.7% 530 206
3F 2位 0- 1- 0- 2/ 3 0.0% 33.3% 33.3% 0 66
3F 3位 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
3F ~5位 1- 1- 0- 4/ 6 16.7% 33.3% 33.3% 1106 270
3F 6位~ 1- 1- 2-28/32 3.1% 6.3% 12.5% 18 38

集計期間:2014.12. 7 ~ 2016.12. 4

上がり最速が2頭馬券になっていますがこれはサウンドトゥルーが2回。馬券にならなかったのはワイドバッハの6着。

今年も恐らくサウンドトゥルーが上がり最速を出すんでしょうけど、枠がどうでしょうね。去年みたいに2年連続でキレイに進路を確保できるとは思えませんし、あまり計算しやすいとは言えないと思います。

複勝派としては、消せはしないけど、あまり積極的に評価したいとは思えません。

それよりも注目したいのは、大して速い上がりを使えていない馬が案外馬券になっているという点。

速い上がりは使えないけど強い馬

 

当日上がり順位6位以下の馬が過去3年で4頭も馬券になっているというのは見逃せません。

率に関しては総数から算出されています。上がり6位以下の馬というのは出走馬の3分の1以上にあたるわけですから、この率が悪いのは当然。馬券になった数だけ気にしておけばいいです。

とりあえず、馬券になったのはどんな馬だったのか見ておきましょう。

この面々を見ると、速い上がりを出せないのってアスカノロマンくらいなんですよね。

なので、速い上がりを出せないけど強い馬というよりは、前で競馬ができる強い馬というニュアンスが正しいかもしれません。

中京の直線は長いので、最後の直線で爆発的な脚を使える馬が有利そうに感じますが、実際にはそれよりもポジションの利のほうが大きいということでしょう。

直線長いし広いから、直線スピードでぶっこ抜いてやろう! という考えは通用しないということ。

ある程度の位置につけてある程度の上がりを使ってまとめる馬のほうが有利というわけです。

先行できる基礎スピードもあり、直線でのかけっこにも対応できる直線スピードもある。そういった横綱相撲を取れる馬が馬券圏内に入ってくるレースと言えるでしょう。

極端なハイペースになれば話は別ですが、今年はそうはならなさそうなメンバー構成。

そうなると、軸には、単純に強い馬を選ぶのが正解となりそうです。

前で競馬が出来て上がりもまとめられる馬

このタイプを選ぶとなると、上位人気を選択することが多くなるのが残念なところですが、今年は人気も割れてそうですし、後ろから競馬をするサウンドトゥルーが人気になるようなので、どこから入っても問題ないでしょう。

今のところの候補は下記の3頭。

  1. 6枠11番アウォーディー
  2. 7枠13番テイエムジンソク
  3. 1枠2番ケイティブレイブ

テイエムジンソクでも良いと思いますが、強い馬を負かしていないというのがやや引っかかります

ロンドンタウンとどっこいどっこいの馬と考えると、正直1番人気や2番人気で買いたいかと言われると買いたくありません。

ケイティブレイブは、調教師とスタッフや騎手との意思の疎通がどうなのかと…。調教師は逃げる競馬を望んでいるようですが、周りはそう思っていないという。その辺がどうなんでしょうね。メイチなのは間違いないですし、福永騎手がどう乗るのか見ものです。いずれにしろ、この馬はどんな競馬でも出来ますし、チャンスはある馬でしょう。

アウォーディー去年も一番強い競馬だったと思います。衰えているかもしれませんけど、このメンバーならという感じではないでしょうか? 今のところはこの馬を中心に考えています。あとは土曜日の中京ダートの傾向を見て判断したいところです。