【競馬予想ガイド】第1回 上がり3F順位1位の馬の重要性(前編)
「競馬予想ガイド」というカテゴリーを作ってみました。
ザックリ言うと、様々な理論やデータ、予想ファクターを実際の馬券にどうやって落とし込むか考えるためのカテゴリーです。
ガイド役はわたくし、わーわーおじさんです。できるかぎり続けていきたいと思いますのでどうぞよろしく。
以前やっていた騎手考察なんかもこのカテゴリーでやっていきたいと思います。
第一回目となる今回は上り3Fの重要性について考えていきたいと思います。
では、始めていきます。
上がり3Fとは何か?
まず、上がり3Fとはいったい何なのか?と言うと、ゴールラインからラスト600mまでの走破タイムのことを上がり3Fといいます。
1F=200m なので、3F=600m ということになります。
一説によると、馬が全力で走れるのが大体3Fくらいと言われています。
で、なぜこの上がり3Fが重要なのかということがわかりやすいのが下記のデータ。
去年1年間の上がり順位別成績です。
レースにおいて上がり1位を記録した馬が1番勝っていることがわかります。
ちょっと大げさに言うと、そのレースで上がり1位になる馬を見つけることが、馬券を当てるための1番の近道と考えても良いかもしれません。
上がり3F順位1位を記録する馬を見つけるためにはどうすればいいか?
目の前のレースでどの馬が上がり3F1位のタイムを記録するのかがわかれば馬券的中にかなり近づくわけですが、問題はどうやってその馬を見つけるかということ。
そのために1番シンプルな方法は、それまでの成績を見ること。
着順ではなくて、前走での上がり3F順位を確認します。
例えば、上の表にある上がり1位の馬の、前走上がり順位を見てみましょう。
昨年のレースで上がり1位を記録した馬は述べ3897頭。その3897頭のうち、延べ1634頭が前走でも上がり順位3位以内を記録していました。
前走上がり順位3位以内を記録できた馬は、今回も上がり順位上位を記録できる可能性が高い=上がり1位を記録する可能性が高い と考えることができます。
前走上がり3位以内の馬だけを全部買えば勝てるのか?
ちゃぶ台をひっくり返すようですが、答えはNOです。
ご覧の通りの成績。単純にそういう馬ばかりベタ買い(全部買っても)しても回収率は100を超えません。
それでも、例えば前走上がり順位1位だった馬を毎回全部買っていれば約3回に1回は馬券に絡むので、何も考えずに適当に馬券を買うよりは的中しやすい馬券を買えることにはなります。でも、それで勝つのはムズカシイということです。
いちおう、今回ここまでのデータだけをうまく馬券に落とし込むとしたら、迷ったときに前走上がり順位が上位であれば拾っておいても良いかもね!というくらいでしょうか。
第1回まとめ
- レースで上がり3F1位を記録できた馬は約63%の確率で馬券圏内に好走する
- 上がり3F順位1位の馬を予想することができれば馬券的中に大きく近づく
- 単純に前走上がり順位3位以内の馬を買っていたとしてもそれだけでは勝てない
こんな感じですかね。
第2回目では、3F順位を使った予想について解説してみようと思います。